福島の桃とともに、10年。
2026年3月1日。
株式会社ももがあるは、設立10周年を迎えました。
10年。
長いようで、あっという間の時間でした。
商売のことも、経営のことも分からないまま始め、
走りながら学び、転びながら立ち上がってきた10年でした。
正直、簡単な道ではありませんでした。
体力も経費もかかる。
効率だけを考えれば、
やらなくてもいい選択肢もある。
それでも、
対面販売を続けてきました。
なぜなら、
目を見て伝えることに意味があると
信じているからです。
桃のこと。
福島のこと。
そして、農業の未来のこと。
直接お会いして、
言葉を交わして、
手から手へ届ける。
その時間があるからこそ、
桃の価値がちゃんと伝わると感じています。
この10年で、本当にたくさんの出会いがありました。
県外から手伝いに来てくれる方。
「何も食べなかった96歳の父が、ももふるを食べてくれました」と
メッセージをくださったお客様。
福島の桃を応援してくださる皆さま。
一つひとつの出来事が、
どれほど大きな力になったか分かりません。
支えてくれる家族。
共に走ってくれるスタッフ。
選び続けてくださるお客様。
すべての存在に、心から感謝しています。
「正直者がバカを見る」
そんな言葉を聞くこともあります。
でも私は、
真っ当なやり方で生き残りたい。
近道ではなくても、
ごまかさず、
丁寧に。
福島の桃の価値を高め、
未来につないでいきたいと思っています。
そしてこれから。
農業は、農家だけのものではなく、
多くの人が関わりながら支えていくものになっていくのではないかと感じています。
福島の桃に価値を感じ、
応援し、
適正な価格で選んでくださる人が増えること。
桃に関わる人が増え、
関係人口が広がっていくこと。
それが、
農業の未来を明るくする一歩になると信じています。
11年目の今年は、
10周年イヤーとして新しい取り組みも
少しずつ形にしていきます。
派手ではないかもしれません。
でも、丁寧に、確実に。
そしていつか、
福島が“桃のまち”として誇れる場所をつくりたい。
桃を楽しみ、
農業の未来にわくわくできるような場所を。
夢で終わらせるのではなく、
次の10年で、少しずつ現実へ。
会社の名前でもある「ももがある」。
この名前には、いくつかの意味を込めています。
ひとつは、
福島に桃があるということを、もっと多くの人に知ってほしいという想い。
福島は、日本でも有数の桃の産地です。
そのことを、もっと誇りをもって伝えていきたい。
そんな願いから生まれた名前です。
そしてもうひとつは、
女性(girl)が、それぞれのライフスタイルに合わせて働ける場所でありたいという想い。
農業や食の仕事に関わりながら、
無理なく、自分らしく働ける。
そんな場をつくっていきたいという願いも、
この名前に込めています。
桃がある風景。
桃がある暮らし。
そして、桃がある未来。
福島の桃が、これからも多くの人の暮らしの中にあり続けるように。
その未来をつくる一人として、
これからも歩んでいきたいと思います。
11年目のももがあるも、
どうぞよろしくお願いいたします。