
異常気象が生んだ、特別な完熟桃
今年の夏、福島は連日の猛暑が続きました。
35℃を超える日が当たり前になり、雨が全く降らない日々。
桃の生育が心配されていた矢先、突然の土砂降りがやってきました。
その雨の影響で、桃が一気に柔らかくなってしまったのです。
味は最高、甘さも十分。
しかし、柔らかくなりすぎた桃は出荷ができません。
農家さんにとっては致命的な打撃です。
加工場に押し寄せる“桃の山”
この時期、うちの加工場には毎日のように大量の桃が届きます。
ピーク時には、なんと1日に2トン以上。
スタッフも「こんな量、見たことない!」と驚くほど。
作業はすべて手仕事。
皮をむき、種を取り、カットして瞬間冷凍――。
その繰り返しで、さすがに疲労の色も見えてきます。
それでも、手は止められません。
農家さんの苦渋と、少しの救い
「畑1枚分、全部あきらめた」という声を、今年はあちこちで聞きました。
全部ジュース加工に回すことになると、農家さんの心は折れてしまう。
そんな中で「ももふる加工に出せることで救われる」と言っていただけることがあります。
“ももふる”は、完熟桃を瞬間冷凍することで1年中楽しめる商品です。
この加工があることで、味も香りもそのまま商品として残せる。
少しでもロスを減らし、農家さんの努力を形に変えることができます。
異常な夏がくれた、異常に甘い桃
今年は糖度16度を超える桃が次々と現れています。
この甘さは、異常気象の副産物かもしれません。
そして、この味をフレッシュなまま味わえるのは、現地でしかできません。
福島でしか食べられない、1日限りの桃。
ぜひ、この瞬間を味わいに来てください。